DVD

少し古い話で恐縮ですが、今年の春頃にiPhoneのコネクタが現在のLightningからmicro USBに変わるという噂がネット上で流れていました。 [さらばLightning? iPhoneの充電規格もmicroUSBに統一へ](http://buzzap.jp/news/20140314-iphone-micro-usb/) LightningはApple独自の規格で、専用ケーブルが高いという理由で歓迎という方も多いようです。

私自身は、独自規格だからとか価格が高いとかいうことは気にならないのですが(金に糸目をつけないというわけではありません)、それよりもLightningケーブルの接点が露出しているという点で、今のLightningから変わればいいなと思っています。

iPhone5以降に発売されたiPhone/iPadをお持ちの方なら分かると思いますが、現在のiPhone/iPadのコネクタ規格であるLightningは、接点をカバーするものがありません。 [Lightningコネクタって何がいいの? 何がすごいの?](http://news.mynavi.jp/articles/2013/03/28/iphone_why36/)

この「電気が流れるであろう部分が露出している」というのが大変気になる私は、LightningケーブルでiPhoneを接続する時、まずiPhone側を接続しUSB側をMacやACアダプタに接続する、という手順を必ずとっています。

おそらく信号で制御しているので、iPhoneが接続されたと認識されるまでは通電しない仕組みになっているんだろう、ということは理解しているのですが、それでも電流が流れる状態の接点が露出しているというのは、どうも好きになれません。

あまりそのことを問題視した声は聞かないのですが、みなさん気にならないのでしょうか?

「利用者に不安を感じさせる」という意味で、前のドックコネクタよりも後退している、Appleらしくないインターフェースだと思うし、micro USBのType-Cが接点がきちんとカバーされたものになるのなら、Lightningからの乗り換えは大歓迎です。

ビデオテープとDVD

同じことを、ビデオがDVDになった時にも感じていました。ビデオテープは、記録部分が筐体で保護されていて、ビデオデッキに入れた時以外(わざとでなければ)記録面が露出せず、人間がテープに触れることはありませんでした。しかし、DVDやBlu-ray Diskに変わり、記録面に容易に触れるようになってしまいました。

もう少し厳密にいうと、DVDの前にレーザーディスクやVHDというメディアの時代があり、VHDの方はキャディと呼ばれる箱に入っていて、デッキに入れると中のディスクだけ取り出されるので、うっかり記録面に触れることがないという意味で優れもので、私にとってはこの形態が一番望ましい形だったのですが、VHD自体が普及せずこの形態が引き継がれることもなく、CDと同じような形態で普及したのはご存知の通りです。

新種のデジタルディバイド?

どうして、こうも使いにくい方向に変化していくんでしょうね?

しかすると、今の人から見ればそんなことをいちいち気にすること自体がナンセンスで、私みたいな人はデジタル機器を使いこなせていない「デジタルディバイド」に見えているのでしょうか?

確かに、小型化のためにはケースやカバーはない方がいいのですが、だからといって安全に使える仕組みを省いていいとは言えない。人間が意識しながら使わなければならない操作性は「優れたインターフェース」とはいえないし、より多くの方が安心して使えるようにするためには「優れたインターフェース」を採用するべきだ、と私は思います。

でも、やっぱり私はデジタルディバイドになりつつあるんだろうか?

#人にやさしいIT

photo credit: Hani Amir via photopin cc