People 私たちが生活する上で、会社、学校、地域など様々な場面で組織として活動することがあります。

最近では、勉強会や各種イベントなどIT系のユーザー活動が活発で、私自身も出来るだけ多くのコミュニティに参加し、自分も勉強しながら、逆に私が伝えられることを少しでも提供出来ればと考えています。

それらのコミュニティで、共通の課題として挙がるのが「活性化」。

何をもって「活性化している」と言うのかは難しいところですが、ひとまず「新しいメンバーの参加があり、継続的な活動が出来ている状態」と定義することとします。

また、ここで言うコミュニティとは「原則として無報酬で運営されていて、任意参加・脱退可能なもの」を指しています。

過去数年、私自身が参加した様々なジャンルのコミュニティにおける経験から、コミュニティが活性化するために、守らなければならないこととして「適切な内輪感の維持」と「”絶対的な序列”の排除」のふたつがある、と考えています。

コミュニティ内の内輪感

ある程度の歴史があるコミュニティの場合、古くからのメンバー同士の距離感に入っていけないことが、新しく入ってくる方にとって障壁になることがあります。

  • メンバー同士をニックネームで呼ぶ。
  • コミュニティの中での業務が、阿吽(あうん)で進んでしまう。
  • 内輪ウケのネタで盛り上がる

これらがコミュニティの中で行われると、新しいメンバーはどうしても入りづらくなります「内輪感」は外から来た人間にとっては「疎外感」に感じられてしまうものです。

だからといって、全員が同じ距離感で居るというのも不自然で、新しいメンバーに合わせていてはせっかくのコミュニティの楽しさが損なわれてしまう。

コミュニティの楽しい雰囲気を作る「内輪感」はある程度必要ですし、これがないとコミュニティの持つ楽しさが損なわれてしまう面もあります。

むしろ、内輪が楽しそうで「そこへ入っていきたい」と思わせればしめたもの。それを受け入れる姿勢をコミュニティが作れば、積極的に参加する姿勢を持った方であれば、どんどん入ってきてくださいます。

  • 内輪に入っていきたいと思える内輪感を全員で作る。
  • 新しく入ってきた人を迎えいれる姿勢を全員で持つ。

このふたつが実践できれば、「内輪感」はむしろ障壁ではなく、新しいメンバーを受け入れるための魅力になる、私はそう考えています。

コミュニティ内の序列

むしろ、やっかいなのはこちら。リーダーが不在では、コミュニティをまとめることが出来ませんから、なにがしかの序列は必要です。

しかし、ある特定のメンバーに権力や発言力が集中し、その方の発言がすべてを左右するような状況になると、新しいメンバーは違和感を感じることが多々あります。

従来からのメンバーにとっては、なんとなく受け入れられてきた(むしろ従来メンバーが作り上げてきた)序列というのは、新しいメンバーには理解できない面も多々あるものです。

場合によっては、新しいメンバーの中により高い知識やスキルを有する方がいらっしゃるかもしれませんし、そういった方にとっては面白くありません。

私自身も、こういったコミュニティの中に出来上がっている序列に嫌気がさしてやめてしまったこともありますし、私以外でも既存の序列が嫌で、コミュニティを外れてしまったというケースがたくさんあるように感じています。

理想的なコミュニティとは

以上のことをふまえて、私の中での理想的なコミュニティはこんな感じです。 - そこそこ内輪での盛り上がりがあるけれど、新しいメンバーを受け入れる姿勢をみんなが共有できているので、新しく入った人も疎外感を感じない。 - リーダーなど、運営上の最低限の序列は存在するけれど、自由にモノを言える雰囲気があって、特定の人に依存しない。それぞれの得意分野、専門分野を尊重し、信頼して運営を進めることができる。 こうして読むとかなり良いことだらけで、そんなコミュニティ実在しないと思われるかもしれませんが、実際にこんなコミュニティが存在しますし、不可能ではありません。もし、みなさんのコミュニティが「いつも内輪ネタで盛り上がってる」とか「絶対逆らえない神がいる」と思うところがあれば危険信号かもしれません。

photo credit: Thomas Hawk via photopin cc